【レビュー】Dell Canvas 27を先行体験してきましたレポ


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品川駅でDell Canvas 27を触ってきたので感想などを書きます。

発売前先行体験イベント「世界初! デル8Kモニタ&Canvas先行展示・体験会」として、5/24・25の2日間、品川駅のエキナカでDellの31.5型8K液晶UP3218Kと液タブDell Canvas 27を展示していました。

Dell Canvas 27 概要

  • ディスプレイ:27インチ WQHD(2,560×1,440、16:9)ノングレア
  • 色域:Adobe RGBカバー率100%
  • サイズ:792mm(幅)×446mm(奥行)×13mm~23mm(高さ)
  • 重量:約8.4kg
  • ペン:ワコムEMR (筆圧2,048段階、傾き検知対応)
  • タッチ:20点マルチタッチ

Dell Canvas 27はPCにつないで使ういわゆる液タブで、筆圧ペン入力、マルチタッチ、Surface Dialのような装置「トーテム」での入力に対応します。

ペンは電磁誘導方式(EMR)で電池レス。トーテムは大小2種類が付属します。

各ポイントのチェック

2台試し、1台目はカーソル移動自体がガタガタしており、かなり遅延がありました。2台目ではそのようなことはなかったため、アプリや環境の問題と思われます。2台目での描画は私が普段使っているCintiq 24HD touchと相違なさそうなレベルでした。

ポインタの追従性も優秀で、四隅も、傾けたときもズレはほとんどありません。ペンはWacom feel it technologyと同系統の電磁誘導ペンが使える模様。スペックでは2048段階の筆圧検知と傾き検知を持つとされます。

ワコムペンアプリは「Dell Canvas Pen」としてインストールされており、Canvas Pen専用アプリ感がある。

「Dell Canvas Pen」の画面自体はいつものfeelドライバと同じ雰囲気。ただし、追加で傾きの検知レベルの調整が可能となっています。ペンは2サイドスイッチ、テールスイッチなしであることがこの画面からも確認できます。

Galaxy Note edgeと同等のペンなら回転検知も対応していると思われたところですが、こちらは設定項目はありませんでした。回転検知には対応していない可能性が高そうです。

ペン先はH、HB、Bの3種類が選べます。ペンスタンドに各種2本ずつ、計6本格納できるようになっています。芯抜きもペンスタンドに格納可能。芯抜きはいつものワコムのやつ。このあたりは全体的にプロペン1に似ています。

画面は非光沢加工&ダイレクトボンディングで、従来の大型Cintiqと比較して視差は少ないと言えます。AdobeRGBカバー率100%は目視ではよく分からないので未評価。とりあえずパッと見で画面が赤すぎるといったことはありませんでした。

熱源は左上とネットで見ましたが、触ってみても正直よく分からず。少なくとも触れていて短時間で不快になるということはなかったので、一日中稼働していたであろう試用機でこれならば実用上の問題はないと思われます。

トーテム。大小2種類が付属し、この写真は大サイズのもの。画面上のどこにでも置いたところにホイールが発生して、回すとアプリが操作できるステキなマシーンですが、画面上に置くと画面の傾斜に負けて徐々にスベり落ちるのがハッキリ言ってかなり難ありでした。これはあくまで試作であり製品版では改善予定とのこと。

トーテムはアプリごとに対応が必要のようで、現在トーテムに対応しているのはスケッチアプリだけらしいです。トーテムでキャンバスを回転させながら描けるのは面白い。紙を回しているかのような感覚で描けます。トーテムのトップを押し込むと動作が変わり、拡大縮小したりもできる(押し込みは大サイズのトーテムのみ対応)。ホイールのサイドに出てくるマークをタッチすると、色変更やブラシサイズ変更、アンドゥなどの機能を持たせることもできます。

展示機にはAdobe Photoshopもインストールされており、少し試すことができました。トーテムには拡大縮小など基本的な動作のみ対応。が、パームリジェクションが誤動作するのか、画面に乗せているとペンで描けないこと多数(トーテムを画面の外に置くと普通に描けました)。トーテムの動作はAdobeが対応中とのことでした。

総評

トーテムには改善の余地はあるものの、液タブ本体は普通にCintiq 27QHDの後継機とも言える水準だと思います。大型液タブは現状Dell Canvas 27で決まりと言っていいのでは。発売が楽しみですね。