Windowsタブレットのタッチパネルを無効化してペン操作時の誤操作を防ぐ方法3つ


Windows7以前はOSの設定でタッチを切れたのですが、Windows8以降は設定では切れなくなりました。タッチを無効化するためのハードウェアスイッチがついている機種もありますが、ここではソフトウェアでタッチに対処する方法について記載します。タッチ誤爆を防ぐための指ぬき手袋はもう必要ありません!

ここで紹介している方法はタブレットPCだけでなく、タッチ対応のCintiqでも有効です。(Cintiq 24HD touchなど)

なぜタッチを無効化する必要があるのか(読み飛ばし可)

Windows 8の登場と前後してペン・タッチ付きの機種が増えてきており、Cintiqもタッチ付きの機種が登場して早3年経ちました。ペン付きWindowsタブレットはすべてタッチパネル機能も付いていて、Cintiq CompanionシリーズもCintiqながらタッチ付きのみで展開されるなど、液タブとタッチ操作は切っても切れない関係になりつつあります。

しかし、タッチパネルがあると、ペンでの描画中の誤操作にしばしば悩まされます。キャンバスにいつの間にかゴミがたくさん付いてたりするアレです。デジタイザーペンは描くときにタッチ操作を無効化するパームリジェクション機能を備えてはいますが、ペンが認識されている間(接地時~ホバー時)だけしかタッチを無効にできないので、ペンを認識するホバー距離が短い機種では効果が薄く、タッチの全無効化がしたくなります。

ここではそういったお悩みを解決する方法を記載します。3種類あるので用途や状況に合わせてどうぞ。

方法1:デバイスマネージャーでタッチスクリーンを無効にする

タスクバーのWindowsボタンを右クリック→デバイス マネージャー(M)を選択→ヒューマン インターフェース デバイスを展開→HID準拠タッチスクリーンを右クリック→無効(D)を選択

特別なアプリがなくても実行できる方法です。タッチは完全に無効になります。この設定は再起動後も引き継がれるので、出先でペンを忘れた場合など、状況によってはハマることがあり注意が必要。

いちいちデバイスマネージャーを立ち上げるのも面倒なので、特別な事情がなければTouchSwitchを使ったほうがいいです。

方法2:TouchSwitchを使う

TouchSwitch(Win8/8.1/Win10 用タッチパネル有効・無効切り替えアプリ)は、デバイスマネージャでタッチスクリーンを無効にする操作を簡単にしてくれるアプリです。ダウンロードは Vector から。

初回起動時にオンオフ対象のデバイスを選択する。Windows8.1からタッチデバイスは「HID準拠タッチスクリーン」と表示されるようになったので、判別が容易になりました。デフォルトでタッチスクリーンを選択した状態としてくれるので、基本的にはそのままOKすればよい。

実質的にはデバイスマネージャでデバイスを無効にしているのと同じなので、タッチ機能は完全にオフになります。再起動後も有効。

付属テキスト(おまけ.txt)にあるように、Windows起動時に同時に起動して、タッチを有効化するように設定するのがよいでしょうね。この設定方法は付属テキストの通りやればOKなので、そちらを参照願います。

方法3:untouchを使う

untouchは、Wintab APIのタッチ経由のクリックのみキャンセルしてくれるアプリです。ダウンロードはぶち(Butimaru)氏の butimaru ログ から。

untouchの起動画面です。極めてシンプルですね。起動した時点でタッチがオフとなり、「Touch On」をクリックすると、タッチが有効になります。タッチが有効になるとボタンが「Touch Off」に変化するので、これによりオンオフの切り替えが可能です。アプリを終了してもタッチが有効に戻ります。

OSの操作その他や、ブラウザなどのタッチは無効にならないので、ペイントソフトへのタッチ無効にしつつ、ブラウザはタッチでスクロールしたり、スクリーンキーボードで入力したりできるようになります。

特にCLIP STUDIO PAINTではメニュー等へのタッチは無効としつつキャンバスへのスワイプやピンチインなどは無効にならないので、非常に便利になります。SAI2進捗報告版(2016/1/24版)ではピンチイン・ピンチアウトのみタッチ操作に対応していますが、これはキャンセルされてしまいます。

クリック操作のみキャンセルするため、クリックはされないもののタッチ箇所にカーソルは移動してしまうので、それにより操作中のプルダウンメニューが閉じてしまうなど困る場合もあります。状況によってTouchSwitchと使い分けるとよいかと。

このソフトはタスクトレイに格納されないので、タスクバーにピン留めして必要なときだけ起動するのがオススメ。起動後、タスクバー上のアイコンを右クリック→タスクバーにピン留めを選択